「慣れぬこととて」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「慣れぬこととて」とは?
「慣れぬこととて」とは、ビジネスシーンや敬語での会話などにおいて「まだ不慣れでございますので」あるいは「経験が不足していることによって」などという意味合いで使われている言い回しです。
「ことなので」ないし「それだから」などを示す「こととて」という語は、漢字では「事とて」と表記されており、上記のフレーズは「現状ではまだ未熟でございますので」または「今のところは成長段階の途上ですので」などというニュアンスで使用されています。
「慣れぬこととて」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「慣れぬこととて」とは、「入社まもない新入社員でございますので」もしくは「今回が初めてのことになりますので」などという意味合いで用いられている文言です。
「今の時点ではまだあまり慣れていない状態でございますので」などというニュアンスで使われており、自身や自社などにおける今後の改善や成長などをお待ちいただきたい旨に言及することができる言い回しです。
「慣れぬこととて」を使った例文
・『1週間の研修期間を経てようやく営業部に配属されましたが、まだ実務には慣れぬこととてミスや間違いなどについては大目に見ていただければと思います』
・『この度経理部から総務部に転籍する運びとなりましたが、仕事や業務にはまだ慣れぬこととてご指導いただければ幸いでございます』
「慣れぬこととて」の類語や言い替え
・『現時点におきましてはまだ慣れておりませんので』
・『入社したての新人でございますゆえ』
・『精進している道の途中であるために』
まとめ
「慣れぬこととて」とは、ビジネストークや敬語での会話シーンなどにおいて「まだまだ成熟が足りないとは思いますが」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをしっかりと理解した上で、その時の場面や状況などに応じて上手に使いこなしましょう。