ここでは「懸念点」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「懸念点」とは?
「懸念点」は、不安に思う点という意味で用いられます。
「全体的に大きな問題はないと思うのですが、○○の部分だけが懸念点です」といったように用いられ、この使い方では全体的に見て、その○○の部分にだけ不安が残ると言っています。
「懸念点としては、午前中としか分かっていないので、何時に到着するか分からないところです」などといった使い方をすることもでき、何かしらの不安がある、そう思っているという点を対象に、色々な用い方をされている表現で、ビジネスシーンでもよく見聞きします。
「懸念点」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「懸念点」は、そう思う点という意味になりますが、その「点」をとった「懸念」とした使い方もよく見られます。
この表現だけにしても、「そこを懸念しています」といったように、そこが「懸念点」だという用い方ができ、逆に「特に懸念すべき事項はありません」のような、そういう点は特に何もないとも使われています。
「懸念すべき点」という使い方をしてもよく、それを縮めた形が「懸念点」だという関係です。
どのように用いても意味として難しいことはないため、ビジネス以外のシーンでもそのようなことがある時に普通に使われています。
「懸念点」を使った例文
・『1つだけ懸念点があるとすれば、耐久性の面になります』
・『リリースした新バージョンですが、前のそれとほとんど変わっていないため、特に懸念点と言えるものはありません』
「懸念点」の類語や言い替え
・『危惧すべき点』
この「危惧」は、危険だと思っているという意味になります。
そういった点という使い方になるため、よく似た用い方をされていますが、こちらの方がより不安が強い、危ないと思っているといった使われ方をされている表現になります。
よって、そのように用いたい時に向いています。
尚、こちらは縮めた「危惧点」という形ではあまり使われません。
まとめ
「懸念点」は、不安に思っている点を指して使われています。
そういったものがある場合に、それがそうだと用いたり、そういうものはないと使うなど、意味は1つだけなので、広い対象に色々な用い方をされている表現です。