色々な表現を知っていると、社外の方とも品のいいコミュニケーションが取れます。
「手がけております」を見ていきましょう。
「手がけております」とは?
この場合の「手がける」は、実際におこなっている業務内容をあらわします。
「おります」は謙譲語と丁寧語がまじった、丁寧な言い方です。
「おこなっています」という意図があります。
「手がけております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「手がける」は「手を掛ける」という意味があり、仲介や代理人を通さず、自分の手でおこなうという意味があります。
自社で直接おこなっている事業を指すことが多いので覚えておきましょう。
また「手がけております」は「弊社ではこのような事業をおこなっています」とよその方に説明する時に用いられる、明るい言い方です。
そのため自社スタッフと話をしている時など、身内同士の集まりで活用すると不自然に見えます。
事業紹介をおこなうシーンに限定して、用いていきましょう。
「手がけております」を使った例文
・『弊社では教育事業も手がけております』
・『現在は半導体産業をメインに手がけております』
「手がけております」の類語や言い替え
似ている言い方に「担当しています」があります。
「手がけております」が組織としての事業内容を指すのに対して「担当しています」は個人的な専門業務をあらわします。
異業種交流会で名刺交換をおこない「具体的にどんな仕事をしているのですが」と質問された時に、自己紹介として使いやすいフレーズです。
似ている表現の「従事してまいりました」は、履歴書で前職について説明する時に用いられる表現。
違いを学んでおきましょう。
このほか言い替えの表現に「手掛けております」や「行っております」があります。
「弊社では多岐にわたる業務を行っております。
不動産にまつわるお悩みは、お気軽にご相談ください」と引用できます。
まとめ
「手がけております」を解説しました。
色々なボキャブラリーを身に付けて、敬語の達人を目指していきましょう。