正しい文なのか、悩んでしまう表現もあります。
「折悪しく」の恥ずかしくない使い方と例文を見ていきましょう。
「折悪しく」とは?
折悪しくは「おりあしく」と読みます。
「折が悪いこと」を述べている言い方で、都合がつかないこと、具合が悪いこと、タイミングがズレてしまったことを示しています。
「残念ながら」と同じような訳が詰まっているので、思い通りにならなかった時に用いられています。
「折悪しく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
先方とこちらの行動にズレがあり、直接お会いできないことがあります。
取引先を訪れたのに担当者の方が不在だった時、あるいは先方の担当者が来社してくれたのにこちらが席を外していた時に使います。
「時機が悪い」と同じような訳があり、間が悪いことを伝えたい時に取り入れていくといいでしょう。
一方で「折悪しく」は会話文で使うと、不自然な印象になります。
通常業務の会話文であれば「本日は誠に申し訳ありませんでした」や「残念ながらお目にかかれませんでしたが、またの機会によろしくお願いいたします」など他の言い方も心得ておくといいでしょう。
「折悪しく」を使った例文
・『先ほど訪問させていただきましたが、折悪しくお留守のようでした』
・『折悪しく今週いっぱい、出張で関西方面に出ております』
「折悪しく」の類語や言い替え
似ている言い方に「あいにく」があります。
「あいにく」も思い通りにならない展開をなげく言い方です。
「いま会社にいらっしゃいますか」と電話があった時に「あいにくですが、展示会が入っているため外に出ております」と使います。
言い替えの表現に「残念ながら都合がつかないため」や「誠に残念ながら」や「非常に心苦しい限りですが」があります。
覚えておきましょう。
まとめ
「折悪しく」の意味と正しい使い方を見てきました。
タイミングにまつわるビジネス敬語を学んで、日々のやり取りに役立てていきましょう。