「拝見してご連絡いたしました」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「拝見してご連絡いたしました」とは? ビジネス用語

何らかの手段で情報を見て、問い合わせたりした経験はないでしょうか。

そのような場合、相手に「拝見してご連絡いたしました」と伝えることがあります。

今回はこのフレーズについて解説いたします。

「拝見してご連絡いたしました」とは?

まず「拝見して」とは、「見る」の謙譲表現である「拝見する」の連用形「拝見し」に接続助詞「て」が付いた形です。

最近では、「て形」という活用形として認識されることもあり、その意味は様々考えられます。

この場合は「見たことが契機になって」という意味合いで、後の内容に接続する役割を果たしています。

続く、「ご連絡いたしました」の部分は、「ご〜いたす」の定型謙譲表現であり、この場合、敬語表現を作る接頭辞「ご」は謙譲表現型を作っています。

その「ご」「連絡する」の謙譲表現である「連絡いたす」の連用形「連絡いたし」の前に付き、「ご連絡いたし」の後には、丁寧表現をつくる助動詞「ます」の過去形「ました」が続いています。

つまり全体を通した意味は、「〜を見て、連絡しました」の謙譲表現になります。


「拝見してご連絡いたしました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

このフレーズで基本的に想定されるのは、インターネットのホームページ、または昔ながらの雑誌やチラシなどを見て、その情報に興味を持って連絡した場合に、担当者にその旨を伝えるための表現です。

ただ、メールなどに「連絡して欲しい」などと記載されていることで、それを見て言われた通り連絡するようなケースでの使用も考えられるでしょう。


「拝見してご連絡いたしました」を使った例文

それでは、現実の使用が考えられる例文を挙げてみましょう。

・『御社のホームページを拝見してご連絡いたしました』
・『いただいたメールを拝見してご連絡いたしました』

「拝見してご連絡いたしました」の類語による言いかえ

「見た」ものが「文字中心の情報」である場合には、「読んで理解する」という意味の謙譲表現である「拝読」での言いかえが可能です。

写真ばかりのサイトや印刷物ではなく、一定の文字情報のあるサイトやメールなどの場合には、むしろこちらの方が適切かもしれません。

一方、「ご連絡いたしました」の部分は、言いかえが難しい面がありますが、具体的な連絡手段を使った表現である「お電話いたしました」「メールを差し上げました」といった形での言いかえは可能でしょう。

まとめ

「拝見してご連絡いたしました」とは、何かの情報を見て連絡したことを相手に伝えるか説明するためのフレーズです。

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