「指示を仰ぐ」とは?
ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「指示を仰ぐ」とは?
このフレーズは、ビジネスシーンにおいて上司など上の立場にいる人から指示や助言をもらうことの意です。
ここでいう「指示」とは「物事のやり方や方法を指し示す」という意味があります。
「仰ぐ」は「受ける」の謙譲語で、その意は「上の方を向いて見る」「尊敬する」「(命令・教え・助力を)求める・受ける・請う」「尊敬してある地位についてもらう」「敬い迎える」「一息に飲む」という6つの意味があります。
その中で、ここでは「(命令・教え・助力を)求める・受ける・請う」の意味合いがあり、指示を出す相手に対する敬意が込められた表現になります。
なお、このフレーズは目上の人から支持をもらうための言いまわしでありながら、このフレーズ自体は敬語表現ではありません。
よって、直接目上の人に伝える場合は、「ご指示を仰ぎたく存じます」といったように敬語表現にする必要があります。
「指示を仰ぐ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズは主にビジネスシーンで用いられる言い回しで、日常生活においてはあまり使われることはありません。
ビジネスにおいて使用する上でのポイントは、適切なタイミングで使うことと相手の立場を考慮することでしょう。
自身で判断できない場合は、速やかに上司に指示を仰ぐようにしましょう。
指示を得るのが遅れることによって業務の進捗や顧客への対応が遅れ、取り返しのつかなくなることが往々にしてあります。
指示を仰ぐタイミングを見極めることは非常に大切です。
また、相手に対して謙虚な態度を示すために丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
「指示を仰ぐ」を使った例文
・『タスクの進行について、ご指示を仰ぎたく存じます』
・『価格の件は判断できかねるため、課長の指示を仰ぎましょう』
・『早急な対応が必要なので、部長に指示を仰いでください』
「指示を仰ぐ」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
・『ご指示いただく』
・『ご指南いただく』
・『判断を仰ぐ』
・『指導を仰ぐ』
・『意見を仰ぐ』
・『助言を求める』
・『指導を受ける』
まとめ
このフレーズは主にビジネスシーンで用いられ、需要な表現でもあります。
使用する時は謙虚な態度を示して指示を仰ぐ必要があります。