「捻出できない」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「捻出できない」とは?
「捻出できない」とは、ビジネス上で使われる会話やメールなどにおいて、「資金繰りに困難を極めている状況でございます」または「良い考えやアイデアなどはまったく思い浮かびません」などという意味合いで使われている表現です。
本来は異なる企業や組織などと共同でひとつの事業や任務などに取り組んでいく必要がある場合には、それぞれで支え合ったり協力し合いながら執り行っていきますが、そのやり取りの中でプロジェクトなどにおける運営資金が不足してしまったり、難局に対して打つ手がなくなってしまった場合などに使用されています。
「捻出できない」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「捻出できない」とは、「作業や任務などに必要な費用を負担することはできません」あるいは「これ以上よい方法ややり方などは存じておりません」などという意味合いで使われている文言です。
事業や業務などを進めていく中で、その時に必要となる金銭や物品などをやりくりして揃えることができない場合や、手を尽くしたもののそれ以上準備することができない場合などに用いられている表現で、捻出できない分かりやすい理由やその時点での周りの状況などについても伝えておけば、より一層相手に理解してもらいやすくなります。
「捻出できない」を使った例文
・『本事業におきましては順次運用資金を投入する必要がございますが、現状ではこれ以上捻出できない状況でございます』
・『次回の企画における新しいアイデアや考えなどにつきましては、これ以上捻出できないと思われます』
「捻出できない」の類語や言い替え
・『ひねり出すのは難しい状況でございます』
・『お支払いすることはできないと存じます』
・『都合をつけるのに大変難儀しております』
まとめ
「捻出できない」とは、ビジネスシーンにおいて「出費が必要な状況ではございますが算段できない次第でございます」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを十分理解した上で、その時の場面や状況などに応じてうまく使いこなしましょう。
