ここでは「教えていただけないでしょうか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「教えていただけないでしょうか」とは?
「教えていただけないでしょうか」は、何かについて教えて欲しいという意味で用います。
それを丁寧にした表現で、目上の人に対してそうして欲しいと伝える時によく使われています。
「○○について教えていただけないでしょうか」のように、この前に何について教えて欲しいかを添えて用いる例と、「以下について、お分かりでしたら教えていただけないでしょうか」と聞きたい内容より先にこの表現をもってきて、続けてそれを述べていくといった使い方があり、後者は文章で使う場合に向いています。
そこまで畏まった表現ではないため、口語でも問題なく用いることができ、電話口で「それを詳しく教えていただけないでしょうか」のような使い方をすることも多いです。
「教えていただけないでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「教えていただけないでしょうか」は、何かを教えて欲しいと下からその相手に使うことになる謙譲表現です。
先のように、目上の人に対して用いても失礼になることはありませんが、それほど下から使っている訳でもないため、一般の会話や文章の中でこれについて教えて欲しいと丁寧に伝えたい時に普通に用いられています。
よって、より畏まった形にして使いたい時には「お教えいただけませんか」とするとよく、ビジネスで他社が相手になる時にはよくこのように使われています。
教えてもらいたいとする内容に特に制限はなく、学問的な問題の答えといったものでも構いません。
ただし、教えて欲しいとお願いをしているため、内容などによっては必ずしも答えてもらえるとは限りません。
「教えていただけないでしょうか」を使った例文
・『その件について、少し詳しく教えていただけないでしょうか』
・『以下にお聞きしたいことを記載します。これらについて教えていただけないでしょうか』
「教えていただけないでしょうか」の類語や言い替え
・『ご教示願います』
「ご教示」は、それなりの内容になることを聞きたい時に使われる言葉です。
この「ご教示願います」とすると、そのようなことを教えて欲しいという意味になり、とても丁寧にそれを伝えるために使われます。
まとめ
「教えていただけないでしょうか」は、何かを教えて欲しいという意味で使われる表現です。
丁寧な形ですが、それほど謙ってもいないため、他社に対して使うなら「教えていただけませんか」などと更に下からになるような表現にして用いる方がいいでしょう。
