「敬称略で失礼します」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「敬称略で失礼します」とは? ビジネス用語

この記事では「敬称略で失礼します」について解説をします。

「敬称略で失礼します」とは?

敬称を使わないことを断る言葉です。

「敬称」は、人名や官職名などにつけたり、単独で使ったりして、その人に対して敬意を表す語です。

「様」「先生」などがあります。

「略」は省くことです。

「失礼」は、軽く謝る意を表します。

「ます」は敬意を表す語です。


「敬称略で失礼します」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、敬称を使わないで人の名前や官職名などを出すときに用います。

敬うべき人に対して敬称を使わないのは失礼です。

しかし、状況によっては敬称を使わずに名前を出すことがあります。

たとえば、書籍のあとがきでお世話になった人たちにお礼を述べるとします。

その人たちは、自分にとって敬うべき人です。

たくさんの人がいるのですべての人に敬称を使って名前を出していると、文章が非常に長くなってしまいます。

また、「教授」「先生」「様」などいろいろあるので、読む人にとっては煩わしく感じることでしょう。

こういったときに、「様」などを使わずに名前を出すことがあります。

しかし、これでは相手の人に失礼となる場合があります。

そこで、敬称は使わないということを断っておきます。

この言葉を伝えておけば、大きな失礼にはなりません。

なお、少ない人数のときには省かないことが望ましいです。


「敬称略で失礼します」を使った例文

・『敬称略で失礼します。順不同です』

「敬称略で失礼します」の返答や返信

来賓の名前を読み上げる場面だとします。

この場合は、その場で静かにしていましょう。

名簿をもらった場合は、それに目を通しておくとよいかもしれません。

自分の名前が敬称を使われずに呼ばれるのは嫌な思いをするかもしれませんが、断っているのでこの行為は失礼にはなりません。

そうする理由があってそうしているので、そのことを理解しましょう。

まとめ

この言葉は、「様」「先生」などを使わないことを断るために用いるものです。

断っておかないと失礼になるので、敬称を使わないなら必ずそのことを伝えるようにしましょう。

また、人数が少ないときは失礼となる場合があるので気をつけてください。

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