「既に」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「既に」とは? ビジネス用語

ここでは「既に」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「既に」とは?

「既に」は、過去に起きたことや、済んでいる事例を指して使われる表現です。

「あの仕事は既に終わらせました」とすると、該当の仕事はもう済ませていると言っており、「それについては既に聞いています」とした時には、その内容はそれより前に聞いているという意味になります。

よって、もう終わったことや、知っている事柄について使われる表現となっており、そうだと言い切る用い方以外に、そうなのかと疑問系で使うこともできます。

その場合、「既に終わっているのか」といったような聞き方でよく見聞きします。


「既に」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「既に」は、もうそうなっているという使い方で用いられています。

よって、「もう」と言い替えても意味が通ることがほとんどで、ここまでに挙げた例も全てそれに従っています。

その「もう」を堅くした使い方だと考えてよく、そのためにビジネスシーンで多々用いられています。

ですが、逆にプライベートなシーンで「もう」と使えば十分な場面で、「既に」と言い替えてしまうと堅くなって少しおかしくなる場合があるので注意してください。

例えば、「彼はもう来ている」「彼は既に〜」としても意味は通るものの、無理に堅く使っている感が否めないという具合です。


「既に」を使った例文

・『その通知なら既に昨日届いています』
・『既に周知しましたが、来週の月曜日は休日になります』

「既に」の類語や言い替え

・『とっくに』
この表現も、過去に何かが終わっているという時で用いられます。

「その時間はとっくに過ぎている」のように、「既に」「もう」と言い替えても意味としては同じですが、終わっている、過去のことだという意味を強調したい場合に向いており、表現的にカジュアルな使い方になるので、ビジネスで用いるにはあまり向いていません。

まとめ

「既に」は、「もう」と言い替えると分かりやすく、過去にそれが起こった、済んでいるという事例を指して使います。

少し堅い表現になるので、ビジネスでもよく用いられており、口語、文章を問わず色々な対象がそうだと使われています。

タイトルとURLをコピーしました