ここでは「日ごろより格段のお引き立てを賜り」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「日ごろより格段のお引き立てを賜り」とは?
「日ごろより格段のお引き立てを賜り」は、普段からとても贔屓にしてもらって、という意味になります。
ここでの「贔屓」は、金銭が絡む取引行為を指して用いているため、ビジネスシーンでそのようなやりとりがある相手に用いる表現です。
「日ごろより格段のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます」のような文章にして、その文頭の挨拶文として使われており、意味としては、普段からビジネス行為にて、いいお付き合いをさせてもらっていることに感謝します、となると考えていいでしょう。
「日ごろより格段のお引き立てを賜り」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「日ごろより格段のお引き立てを賜り」は、先のように、ビジネスにおいてよく用いられている表現です。
その意味の通り、それなりの付き合いのある他社などが対象になりますが、そういったものがあまりない相手に対して使っても問題なく、BtoCにおいてもお客様を相手に同様に用いられています。
さすがにこれまでに全く連絡をとったことがない相手には向いていませんが、取引には至らなかったものの、連絡程度はしたことがあるといった相手であれば、このように使うことができます。
「日ごろより格段のお引き立てを賜り」を使った例文
・『日ごろより格段のお引き立てを賜り、誠に感謝しております』
・『日ごろより格段のお引き立てを賜り、感謝の念の堪えません』
「日ごろより格段のお引き立てを賜り」の類語や言い替え
・『平素よりご愛顧いただき』
こちらも同様に、普段から金銭が絡んだいい取引をさせてもらっていることに感謝していると伝えるために用います。
この「平素より」は、「日ごろより」を堅くしたもので、「平素より格段の〜」ともよく使われています。
逆に、こちらを「日ごろよりご愛顧〜」としても構いません。
どちらも文章向きなので、口語で使うことはありません。
まとめ
「日ごろより格段のお引き立てを賜り」は、ビジネス的な付き合いのある相手への文頭の挨拶に使われています。
普段からいいお付き合いをさせてもらっているという解釈になり、基本的には金銭のやりとりのある相手が対象になりますが、それがなくとも連絡程度はしたことがある場合であれば用いて問題ありません。