業務で急ぐような状況で使われるフレーズに、「早々と」があります。
これは単純な言葉ではありますが、読み方に迷うことがあったりするものです。
早々とが、どのような用法をするかなどを確かめてみましょう。
「早々と」とは?
何らかの物事を通常よりも急ぐ形で行うことや、物事がすぐに起きた状態を表している言葉です。
「早々と」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
急いで何かをやらなければならない状況や、すぐに何かが起きるような状況は、どんな業務の中でも度々あるものです。
それについて表現する時に、「早々と」を使うことができるでしょう。
早々は言い換えれば「早早」のことであり、通常に「早い」と言うよりも早い状態を強調することができます。
用いる場合は何がどのように早々な状態となっているかを、説明することが必要です。
これの読み方としては「そうそうと」と「はやばやと」の2つがありますが、どちらとも正しいと言えます。
ただ掛かる言葉によって、相応しい読み方を選ばなければいけません。
また文章とする場合、読み方が判然としない表現であるため、音に拘るのならば振り仮名を付けてあげる必要もあるでしょう。
「早々と」を使った例文
・『猛烈な台風が迫っているため、今日は早々と閉店することにしました』
・『出勤してから早々と怒られ、鳩が豆鉄砲を食ったような顔が見られました』
「早々と」の類語や言い替え
「至急」は、非常に急ぐ状況についてを表しています。
これに大を付けることで「大至急」とすれば、最上級に急いでいる状態となるでしょう。
「迅速」は、物事の進行がとても早いことを表しています。
「猶予なく」は、残された時間的な余裕がないとの意味です。
「早速」は、あることに応じてすぐにという意味があります。
「いち早く」は、他の人よりも早いことや、一番最初の状態について表したものです。
「たちまち」は、非常に短い時間についてを表しています。
まとめ
急いでいることや、すぐ起きる物事についてを「早々と」で言い表すことができます。
これは2つの読み方があり、場面に応じて適切なほうを選ぶ必要があるでしょう。
「至急」などの似た意味の言葉は多数あるので、言い替える場合も適切なものを選び取ってみてください。