この記事では、ビジネスシーンで使われることのある「早速社内で検討させていただきます」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「早速社内で検討させていただきます」とは?
「早速社内で検討させていただきます」における「早速」の読みは「さっそく」で、「すぐに」や「ただちに」といった意味の言葉です。
次の「社内」は、このフレーズを使っている人が属している「会社内」のことを指します。
また、「検討」は「色々な角度から調べ、考えること」といった意味の言葉です。
そして、最後の「させていただきます」は「相手の許可をもらって何かを行うこと」を意味する「させてもらう」の謙譲語の「させていただく」に、丁寧語の「ます」が付けられた表現です。
したがって、「早速社内で検討させていただきます」は「ただちに自分の会社内でよく調べ考えさせてもらう」といった意味の敬語表現です。
「早速社内で検討させていただきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「早速社内で検討させていただきます」のフレーズは、取引先の方やお客様から、何らかの提案やクレームを受けた際に、それに対する返答として、しばしば使われるフレーズです。
ビジネスマンは、全てに対して自分で判断して、結論を出せるものではありません。
特に従来とは異なる、新しい事柄で、かつ会社に大きな影響を及ぼすような案件に対しては、経営上層部の判断を仰ぐ必要がある場合も少なくありません。
こうした一般ビジネスマンの立場を反映して、自分の独断で対応を判断できない場合に、このフレーズが使われるのです。
「早速社内で検討させていただきます」を使った例文
・『建設的なご提案、ありがとうございます。早速社内で検討させていただきます』
・『ご迷惑をお掛けして大変申し訳ございません。再発防止に向けて早速社内で検討させていただきます』
「早速社内で検討させていただきます」の類語や言い換え
「早速」の類語としては「すぐに」や「ただちに」や「早々に」等が挙げられます。
また、したがって、「早速社内で検討させていただきます」は「すぐに社内で検討させていただきます」や「ただちに社内で検討させていただきます」や「早々に社内で検討させていただきます」等と言い換えることが出来ます。
また、類語を使った言い換えではありませんが、同じ趣旨の表現として、「ただちに、持ち帰り検討させていただきます」や「早速社内で議論させていただきます」等のフレーズが使われることもあります。
まとめ
「早速社内で検討させていただきます」は「ただちに自分の会社内でよく調べ考えさせてもらう」といった意味の敬語表現です。
取引先の方やお客様から提案やクレームを受けた際に、対応方法を自分一人で判断できない場合に、よく使われるフレーズです。
