ここでは「昨年度は大変お世話になりました」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「昨年度は大変お世話になりました」とは?
「昨年度は大変お世話になりました」は、昨年度にはお世話になったと相手に感謝を伝えるための表現です。
改めてこのような挨拶を行う相手となると、ビジネスシーンでの他社の担当者や上司が多く、プライベートで目上の人から昨年度中にお世話になったという場合にも用いられることがあります。
この「昨年度」は、4月〜翌3月の1年間を年度という単位で表現することから使っており、新年度になる4月以降になって初めての挨拶を行う場合に使われることが多いです。
つまり、新年度の挨拶表現と言えるもので、実際にお世話になった場合だけでなく、それほどのことがなかったとしても、礼儀として定型的に使われることがあります。
「昨年度は大変お世話になりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「昨年度は大変お世話になりました」は、先のように定型的な使われ方も多い表現ですが、昨年度中に一度もやりとりがなかったような相手には使うべきではありません。
少なくとも何かしらのコンタクトがあった相手に使うべき表現で、そのような相手に対し、今年度もよろしくお願いいたしますといった意味合いが込められています。
ですが、それもつけ加えて使うのが通例で、この後にそういった文言を続け、それと合わせて冒頭の挨拶文として使われます。
口語で使えないこともありませんが、文章向けの表現となっており、ビジネスシーンでは年度が変わった後のまず第一声としての挨拶文によく用いられています。
注意点として、1月〜12月の1年間を年度と考えて使わないように気をつけてください。
会社によっては4月〜翌3月ではなく、1月〜12月を決算年度としていることがありますが、日本では一般的に4月〜翌3月のため、そちらを基準にして使うのが通例です。
「昨年度は大変お世話になりました」を使った例文
・『昨年度は大変お世話になりました。今年度もどうぞよろしくお願いいたします』
・『昨年度は大変お世話になりました。引き続きのご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます』
「昨年度は大変お世話になりました」の類語や言い替え
・『昨年は大変お世話になりました』
こちらは1月〜12月を基準にした1年間を指して使われる表現です。
そのため、翌1月以降の初めての挨拶時に用いるもので、こちらを使った上で、4月以降に改めて「昨年度は大変お世話になりました」と使う例もよく見られます。
まとめ
「昨年度は大変お世話になりました」は、昨年度にお世話になったことを表す感謝の表現になります。
定型的に使われることも多いので、そこまで意味を気にせず用いることができ、毎年4月以降の最初の挨拶時によく使われています。