「昨日はお忙しい中」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「昨日はお忙しい中」とは? ビジネス用語

自分のために時間を割いてくれたことへの感謝を伝えたい時、「昨日はお忙しい中〜」でよいのでしょうか。

使い方や意味を解説していきます。

「昨日はお忙しい中?」使い方は正しいの?意味は?

メール等で相手に時間を割いてもらったお礼をする時、どう書けばいいのか迷います。

結論から言うと、「昨日はお忙しい中〜」で使い方は間違っていません。

「お忙しい中」は忙しい状況を意味していて、相手が忙しい状況であることを気遣う言葉になっています。

例えば「昨日はお忙しい中、お時間を割いていただき?」「お忙しい中、ご協力いただき?」のように使います。

他にもよく使われる言葉として「ご多忙の中」「ご多忙のところ」「お忙しいところ」があります。

いずれも意味は同じですので、どれを使っても問題ありません。

しかし直接言う場合、「昨日」の読み方には注意が必要です。

「昨日」は大抵の場合「昨日と読みます。

ですが丁寧な読み方にする場合、「さくじつ」と読み方が変わるのです。

読み方は変わりますが、意味は変わりません。

目上の方や取引先の方にお礼を直接言う場合、「《さくじつ》はお忙しい中〜」と言うようにしましょう。


「昨日はお忙しい中〜」を使ってはいけない場面とは?

前日に時間を割いてもらった場合、テンプレートとして使いがちな「お忙しい中」

ですが、相手の状況によって使ってはいけない場面があります。

それは、相手の時間に余裕がある時です。

判断が難しいですが、明らかに相手の時間に余裕がある場合、「お忙しい中」は嫌味として受け取られてしまう場合があります。

明らかに時間に余裕がありそうな相手にお礼を伝えたい時は「昨日はお時間を割いていただき〜」とするのが無難です。

ですが、相手の時間に余裕があるかなんて実際はよくわからないのも事実。

よほど時間に余裕がありそうな人以外は使ってもマイナスに捉えることはないでしょう。

それでももし不安な場合は「昨日はお時間を割いていただき〜」を使うほうが無難です。


まとめ

「昨日はお忙しい中〜」の使い方についてご理解いただけたでしょうか。

「お時間を割いていただき〜」の他にも「ご出席いただき」「ご対応いただき」など実際に何をしてくれたかを明確にすると、さらに相手に感謝の気持ちが伝わりやすくなります。

また、同じ書き方でも「昨日」「きのう」「さくじつ」という読み方があることも紹介しました。

直接お礼を言う際は注意する様にしましょう。

慣れないうちは相手の状況も考えながら言葉を使い分ける、というのはなかなか難しいです。

ですが適切な言葉を選ぶことで、より相手に気遣いやお礼の気持ちが伝わります。

敬語をマスターしてよりよいビジネスメールが送れるようにしていきましょう。

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