風鈴が恋しい季節になったら、夏らしいお便り文を学んでおきたいもの。
「暑中お伺い申し上げます」の正しい使い方と例文、似ている言い方を学んでいきましょう。
「暑中お伺い申し上げます」とは?
この場合の「暑中お伺い」とは、夏のご挨拶文に使われる言い方です。
「お伺い」は謙譲語の意味合いがあり、自分を下げる言い方です。
「申し上げます」は言うの謙譲語にあたり、こちらも自分を下げて相手を称えるフレーズになっています。
そのため「暑中お伺い申し上げます」で、暑い夏のシーズンにご挨拶する、丁寧なビジネス敬語になっています。
覚えておいて損のない日本語といえるでしょう。
「暑中お伺い申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「暑中お見舞い申し上げます」に慣れていると、聞き慣れないのが「暑中お伺い申し上げます」です。
「暑中お伺い」は「暑中お見舞い」よりも丁寧でフォーマルな表現です。
とくに目上の方にお中元をお贈りする時、あるいはお便り状を添える時は、より丁寧な「暑中お伺い」が選ばれています。
またお中元のシーズンを過ぎた後の、熨斗にも「暑中御伺」は使えます。
シックで便利な「暑中お伺い」を覚えておくといいでしょう。
「暑中お伺い申し上げます」を使った例文
・『謹んで暑中お伺い申し上げます』
・『暑中お伺い申し上げます。いかがお過ごしでしょうか』
「暑中お伺い申し上げます」の類語や言い替え
似ている言い方に「暑中御伺い」が挙げられます。
「暑中お伺い」をさらにフォーマルにしたのが「暑中御伺い」となります。
目上の方にお送りする際は、丁寧な「暑中御伺い」に整えると安心でしょう。
言い替えに「暑中お見舞い」や「謹んで暑中お見舞い」が挙げられます。
こちらも併せて覚えておきましょう。
まとめ
「暑中お伺い申し上げます」を解説しました。
色々なビジネス敬語を言葉の引き出しに入れておくと、どのような場面になっても落ちついて対処できます。
明るい気持ちで、業務に活かしていきましょう。