「月並みですが」とは?
ビジネスでの対話やメールでの使用方法や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「月並みですが」とは?
このフレーズの「月並み」は「新鮮味がなく平凡なこと」「ありふれていて陳腐なこと」との意です。
元々、この語は「毎月定期的に行うこと」を意味しており、俳句の月例会のことを月並会と呼んでいました。
しかし、俳人の正岡子規が月並会の俳句を「ありふれていて平凡」と批判したことから、こちらの意味に転じてきた経緯があります。
このフレーズは、自分の発言などが平凡で新鮮味がないと謙遜する時に使用します。
「月並みですが」ビジネスでの対話やメールでの使用方法や、使うときの注意点
このフレーズは、自分の考えや意見を発言する時に発言内容に新鮮味がなかったり、いつものようなありふれた内容だったりした場合は、それを指摘されないようにあらかじめ発言する直前にこのフレーズを用いることがあります。
また、お土産を渡すときにつまらない物であると謙遜して言うときなどに使われます。
ただ、このフレーズはネガティブな意味合いを含んでいるため、「月並み」という語句は他人の言動に対しては使わないようにしましょう。
相手の誤解を招いたり、不愉快な印象を与えることがあります。
「月並みですが」を使った例文
・『月並みですが、改善対策案を提出いたします』
・『月並みですが、安全第一で業務に取り組みましょう』
・『月並みですが、報告・連絡・相談を確実に実施してください』
「月並みですが」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
「月並み」という語句に対しての類語・言い替え語が中心になりますが、「凡庸ですが」「無難(な表現)ですが」「目新しさに欠けますが」「陳腐ですが」「人並みですが」「ありきたりですが」「ささやかですが」などがあります。
まとめ
「月並み」という言葉は異なる2つの意味を持ちますが、このフレーズで使う時は「新鮮味がなく平凡なこと」「ありふれたこと」の意味合いで使用します。