忙しい最中のやり取りを、お詫びしたいことがあります。
「月末でお忙しい中」の正しい使い方を見ていきましょう。
「月末でお忙しい中」とは?
この場合の「月末」は、月の終わりをいいます。
月末は決算や年末調整のため、他の週より業務が立て込むことが多いので、こうした言い回しを使っています。
また「お忙しい中」は「忙しいところ」という意味があって、繁忙期の真ん中であることを示しています。
「月の終わりの忙しい時に」こうした訳が含まれています。
「月末でお忙しい中」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
営業マンにとって、忙しさがピークを迎えるのが月末です。
会社によっては月ごとにノルマや目標を決めていることが多いため、月の初めより月の後半が忙しくなります。
こちらの表現は忙しい月の終わりに、依頼する時の言い方です。
「このような時に、大変申し訳ありません」というニュアンスを含んでいるので、お詫びする表現を文末に補っていきましょう。
一方で「月末でお忙しい中」は誰にでも使える表現ではありません。
例えば経理の仕事は月末より月初めに忙しいことが多く、また企業や業務内容によっては月の週に関わらず、忙しい時期が続いていることもあります。
「ご多用の中」や「ご多忙の中」など職種を選ばない言い回しも覚えておき、角の立たない言い方に調整していきましょう。
「月末でお忙しい中」を使った例文
・『月末でお忙しい中、お呼び立てして申し訳ありません』
・『ご多用の中、こちらまでお越しいただき恐れ入ります』
「月末でお忙しい中」の類語や言い替え
似ている表現に「決算期でお忙しい中」があります。
決算期は企業ごとに分かれていますが、多くの企業が3月や9月、12月を決算期にしています。
1年の締めの作業をおこなうので、部署によっては忙しくなることも。
ただ決算期は企業ごとに変わるので、相手のことをよく理解した上で用いるようにしましょう。
また言い替えの表現に「お忙しいところ」や「ご多用の中」が挙げられます。
活用していきましょう。
まとめ
「月末でお忙しい中」をお伝えしました。
角の立たない言い回しを覚えて、ビジネス敬語の達人を目指してください。