正しい敬語なのか、確認を取りたいフレーズもあるものです。
「月末付で」の適切な使い方と例文、その他の言い回しについて勉強していきましょう。
「月末付で」とは?
この場合の「月末」とは、その月の最終日をあらわします。
また「付」というのは、最終日を含んだ日にちをあらわします。
「で」の後には、具体的な行動をつづっていきます。
そのため「月末付で」で「この月の最後の日をもって」と訳せます。
退職や退社をお伝えする時のワンフレーズといえるでしょう。
「月末付で」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
家族の介護や子育て、あるいは会社との相性の悪さを感じて、退職を決意することもあるものです。
「月末付で」はやむを得ず現在の職を辞める時に用いられています。
人事部の方から問い合わせがきて具体的な日時を告げる時、あるいは上司に退社について相談する時に使います。
一方で円満退社を願っているのなら「月末付で」は言わない方がいい場合も。
「希望としては」と前に言葉をおぎなって、上司と相談のうえ決めていくといいでしょう。
「月末付で」を使った例文
・『月末付で退職することになりました。大変お世話になりました』
・『家庭の都合で月末付で、退職させていただきたく存じます』
「月末付で」の類語や言い替え
似ている言葉に「〇月〇日付」もあります。
月末を省いた表現になっていますが、こちらは入社日をあらわす表現になっています。
「〇月〇日付で入社いたしました、〇〇と申します。
未熟な点も多々あるかと存じますが、ご指導のほどよろしくお願いします」と用いていきます。
言い替えに「〇月〇日をもちまして」または「〇月〇日をもって」があります。
通常は「一身上の都合によって〇月〇日をもちまして退職いたしたく、ここにお願い申し上げます」と退職願に書いていきます。
まとめ
「月末付で」について解説しました。
色々なフレーズを心得ておくと、敬語の達人になれます。
正しい敬語の使い方をマスターして、社会人の教養を上げていきましょう。