読んだことを、丁寧に伝えたいことがあります。
「本を拝読しました」の正しい使い方と類語をチェックしていきましょう。
「本を拝読しました」とは?
この場合の「本」は相手が執筆した、あるいは仕事として関わった漫画や小説、ビジネス本や雑誌をいいます。
また「拝読しました」の「拝読」は「読みました」と訳せるフレーズです。
自分が読んだことを、へりくだって伝える謙譲語になります。
そのため「本を拝読しました」で「お書きになった本を、読ませてもらいました」や「出版された本を、読ませていただきました」と訳せます。
目を通したことを、丁寧にお伝えする文といえるでしょう。
「本を拝読しました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
誰でも自分に興味を持ってくれていることが分かると、嬉しくなるものです。
「その本、読みました」と関係者の方に伝えたい時のフレーズが「本を拝読しました」です。
ちまたで話題になっている本に目を通したことを、丁寧に伝える言い方です。
「拝読」はそれだけで謙譲語の役割があるので「拝読しました」だけでも、厳かな言い方になっています。
「拝読させていただきました」はよく耳にする言い方ですが、二重敬語のため文法上は間違いにあたるので心得ておきましょう。
「本を拝読しました」を使った例文
・『発売日当日に、先生の本を拝読しました』
・『恐れながら、〇〇様の本を拝読しました』
「本を拝読しました」の類語や言い替え
似ている言い方に「本を読ませてもらいました」があります。
会話文で使いやすい、カジュアルな表現です。
こちらも控えめに、本を読んだことを伝える内容になっています。
「芥川賞受賞の本を、つい先日読ませてもらいました」と使います。
言い替えに「拝読しています」や「拝見しました」があります。
正しく取り入れていきましょう。
まとめ
「本を拝読しました」を解説しました。
曖昧な敬語を正しく学んで、業務に活かしていきましょう。