販売業の特売日などでは、特有のセールスフレーズを見ることがよくあります。
「本日に限り」もその1つと言え、今回はこのフレーズをピックアップして解説しましょう。
「本日に限り」とは?
まず「本日」ですが、「ほんじつ」と読み、簡単に言えば「今日」という意味をかしこまった表現にしたものです。
「に限り」は、こちらも簡単に言えば「だけ」という意味ですから、「本日に限り」全体として「今日だけ」という意味になり、それをかしこまった形で表したものと言えます。
冒頭でも述べたように、特売日などで、目玉商品を扱う際に「本日に限り通常販売価格の半額で販売いたします」などと、その場の客の購買欲を高めるための「煽り文句」として使用される傾向があります。
「本日に限り」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスにおける使用方法としては、上記でも述べたように特売時の「煽り文句」としての使用が主に考えられます。
ただ、純粋に通常とは違った対応をする場合の説明として用いられることもあります。
例えば、「急遽必要となった電気工事のため、本日に限り、昼までの営業とさせていただきます」のような告知例が考えられます。
「本日に限り」を使った例文
それでは、他に考えられる使用例を挙げてみましょう。
・『本日に限り、購入特典としてアフターサービス2年延長特約をお付けいたします』
・『担当者が病欠のため、本日に限り、私が代わりに貴社を担当させていただきます』
「本日に限り」の類語による言いかえ
「本日」は「今日」の意味ですから、そのまま「今日」としても良いでしょう。
「に限り」は、「だけ」による代用も考えられますが、若干フランク過ぎる印象を与えるので「限定(で)」と言いかえましょう。
つまり、「本日に限り」の言いかえは「今日限定で」となります。
ただ、「今日」よりは「本日」の方が、やはりビジネスシーン向きであることは否めません。
まとめ
「本日に限り」とは、「今日だけ」という意味で、ビジネスでは主にセールなどの煽り文句として用いられます。
ただし、純粋に通常とは違う業務形態であることの説明などに用いられることもあります。
