この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「本日はお足元の悪い中」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「本日はお足元の悪い中」とは?
「本日はお足元の悪い中」のフレーズにおける「本日」は、言うまでもなく「今日」のことです。
次の「お足元」は「足が付く地面のこと」を意味する「足元」に敬意を示す接頭辞の「お」が付けられた言葉です。
また、「悪い中」における「中」は「時や折やところ」といった意味の言葉です。
ここで「地面の状態が悪い」とは、具体的には雨や雪で地面が滑りやすかったり、ぬかるんだりしている状態を指しています。
ここから、「足元の悪い」との表現は、「雨や雪で天気が悪いこと」を意味して使われます。
したがって、「本日はお足元の悪い中」とは、「今日は天気が悪いところ」といった意味の敬語表現で、「今日は天気が悪いにもかかわらず」といったニュアンスを込めた表現と言えます。
「本日はお足元の悪い中」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「本日はお足元の悪い中」のフレーズは、先に記したニュアンスを持った表現であり、この後ろには「来てくれたこと」と、それに対する「感謝や謝罪」の言葉を続けて使われます。
具体的には、「来てくれたこと」の意味として「ご足労いただき」や「お越しいただき」や「ご来店いただき」が使われ、「感謝や謝罪」の言葉としては「ありがとうございます」や「申し訳ございません」等が使われます。
「本日はお足元の悪い中」を使った例文
・『本日はお足元の悪い中、弊社にお越しいただき恐縮に存じます』
・『本日はお足元の悪い中、ご来店いただき誠にありがとうございます』
「本日はお足元の悪い中」の類語や言い換え
「お足元の悪い」は「悪天候」や「雨天」と言い換えることが出来ます。
また、「中」の類語としてはは「折」や「ところ」が挙げられます。
したがって、これらの類語を繋いで、「本日はお足元の悪い中」は「本日は悪天候の折に」や「本日は雨天のところ」等と言い換えることが出来ます。
また、先に記した通り、このフレーズが持っているニュアンを表現して、「本日は悪天候にもかかわらず」や「本日は雨天にもかかわらず」
と言い換えることも可能です。
まとめ
「本日はお足元の悪い中」とは、「今日は天気が悪いところ」といった意味の敬語表現で、「今日は天気が悪いにもかかわらず」といったニュアンスを込めた表現と言えます。
このフレーズの後ろには「来てくれたこと」と、それに対する「感謝や謝罪」の言葉が続けられます。
具体的には、例えば「ご足労いただき申し訳ございません」や「お越しいただきありがとうございます」等と続けられます。