今後の行動についてを考える時には、「検討しなければなりません」と言われるケースがあります。
いまの状況を変えて行くことにも関係する表現ですが、これの間違わない使い方などについては十分考えてみたいところです。
「検討しなければなりません」とは?
何かの物事についてよく考えて決めて行くべきであることを、相手に伝える時の表現です。
「検討しなければなりません」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
今の状況から状態を変化させる必要を感じる場面は、業務上では多々あるものです。
今より利益を得たり状態を改善したり、お断りをするようなことですが、それをよく考えて決めるべき場面で「検討しなければなりません」が使われます。
またそれを相手に促したり、提案をする目的で使われることもあるでしょう。
これを用いる場合には、具体的に何を検討するのかについて、明確に伝える必要があります。
ただし「しなければならない」は決めつけていることには注意が必要です。
同時に上に上から目線な印象が出てきてしまうので、目上に対して用いる場合には言い換えが必要かも知れません。
「検討しなければなりません」を使った例文
・『これ以上無理をすると問題が大きくなる可能性があるため、中止を検討しなければなりません』
・『すぐ改善を検討しなければなりませんが、昔からの慣習なのでなかなか難しいようです』
「検討しなければなりません」の類語や言い替え
「ご検討が必要かと存じます」は、物事をしなければならないことを意味する「必要」に、思うの謙譲語である「存じます」を合わせて相手にうやうやしく言う形です。
「ご検討くださるようお願いいたします」は、くれるの尊敬語である「くださる」と、丁寧に頼むことを表す「お願いいたします」を合わせた礼儀正しい言い方となります。
「検討する必要があるでしょう」は、推量して述べることを表す「でしょう」を用いた、控えめな表現です。
「検討をしてはいかがでしょうか」の場合は、やってみたらどうですかを丁寧に言う表現となります。
まとめ
状況を変化させることなどをよく考え決めるべき状況で、「検討しなければなりません」を使うことができます。
また相手に提案をする場面で使うことも可能でしょう。
しかし決めつけたり、上から目線な印象がつくことに注意が必要です。
敬語で言い換える場合は「ご検討が必要かと存じます」などを用いてみると良いでしょう。