この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「業務にあたってまいります」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「業務にあたってまいります」とは?
「業務にあたってまいります」における「業務」は「職業や事業などに関して、継続して行う仕事のこと」すなわち、「仕事を遂行・達成するために行う実際の作業等」を指す言葉です。
「業務」は、一般的には「仕事や、職務」と同じ意味で使われることも少なくありません。
次の「あたる」には色々な意味がありますが、ここでは「担当する」といった意味で使われています。
そして最後の「まいります」は「いく」の謙譲語の「まいる」に丁寧語の「ます」が付けられた表現で、「これからも継続して行うこと」を意味する表現です。
したがって、「業務にあたってまいります」は「継続して行う仕事をこれからも担当していきます」といった意味の敬語表現となります。
「業務にあたってまいります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「業務」は先に説明した通り、厳密には「仕事のためのルーティン作業や単位作業等」を指しますが、「仕事や、職務」と同様の意味で使われることも少なくないと説明しました。
この「業務にあたってまいります」のフレーズでも、「業務」を「仕事や職務」に置き換えても、言いたい意味は大きく異なることはないと言えます。
このフレーズは、「業務や仕事や職務」に対する取り組み姿勢を表明する言葉としてよく使われます。
例えば「これからも真摯に業務にあたってまいります」や「お客様第一の考えで業務にあたってまいります」等として使われます。
「業務にあたってまいります」を使った例文
・『ご教示いただいたことを忘れることなく、業務にあたってまいります』
・『今回の失敗を教訓に、今後は細心の注意を払い業務にあたってまいります』
・『これまで以上に、真摯に業務にあたってまいります』
「業務にあたってまいります」の類語や言い換え
「業務」の類語としては「仕事」や「職務」が挙げられるので「仕事にあたってまいります」や「職務にあたってまいります」と言い換えることが出来ます。
また、「あたる」のニュアンスを強めた類語として「邁進する」や「励む」が挙げられるので、「業務に邁進してまいります」や「業務に励んでまいります」と言い換えることも出来ます。
さらに、丁寧な敬語表現として「業務にあたってまいる所存です」や「業務にあたってまいりたいと存じます」等と言い換えることも可能です。
まとめ
「業務にあたってまいります」は「継続して行う仕事をこれからも担当していきます」といった意味の敬語表現となります。
このフレーズでは、「業務」は「仕事や職務」と同義語だと考えても差し障りないと言えます。
