「業界全体」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「業界全体」とは? ビジネス用語

ここでは「業界全体」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「業界全体」とは?

「業界全体」は、対象の業界の全てで、という使い方になります。

例えば、「これは食品業界全体で言われていることです」といった用い方をした場合、その何かが食品を取り扱う業界全体で言われていると言っています。

この業界とは具体的にカテゴリー分けがある訳ではなく、前述の食品業界や自動車業界、家電業界、飲食業界、ゲーム業界などと、それなりの企業の数があり、需要と供給がきちんと成立していることから、その「業界」と呼ばれるようになっている存在です。

よって、一般にはあまり聞かないそれというものも中には存在します。


「業界全体」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「業界全体」は、その業界と呼ばれる中では、という意味で使われています。

「自動車業界全体で、今後ガソリン車の販売を減らしていく方向だと聞いている」のように、その業界ではそういった方向だという用い方や、「昨今の不景気から、この業界全体の低迷が伺えます」といったように、対象の業界全てがどういう景気だといった使い方など、業界の中全体を指して色々な用い方をされています。

ビジネスシーンだけでなく、カスタマー側から「食品業界全体が値上げに踏み切っているようだ」のように使うこともできます。


「業界全体」を使った例文

・『ここ数年は家電業界全体で半導体不足に悩んでいるようだ』
・『近年ではゲーム業界全体として、コンシューマーゲームより携帯ゲームの方に力を入れているように見える』

「業界全体」の類語や言い替え

・『業種全体』
この「業種」は、その職業が製造業、運送業、小売業といったような区分になっています。

そのため、「業界」とは少し違いますが、「運送業は業種全体として人手不足に悩んでいると聞く」のように使うことができ、「業界」の方とうまく使い分けることができます。

まとめ

「業界全体」は、明確にどういう「業界」があるという訳ではありませんが、先に挙げたようなカテゴリー分けを自然とされている中で、という意味になる表現です。

その中全てでの出来事や、そういう方向だという話だと使ったり、噂話にもよく用いられています。

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