天国に逝ったあの人について、語らなければいけない時もあるもの。
「永眠いたしました」の正しい使い方を見ていきましょう。
「永眠いたしました」とは?
あの世に旅立ってしまったこと、この世に生存しないことを示す、切ないフレーズです。
「永久の眠り」をあらわす表現で、もう瞳を開ける可能性がないことを示しています。
「永眠しました」の丁寧な表現といえるでしょう。
「永眠いたしました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
身内が亡くなったことを、喪中はがきや死亡報告でお知らせする文言です。
「療養中だった祖父〇〇〇〇が永眠いたしました」等を書き添えます。
喪中はがきは年賀状の代わりに出す葉書で、11月から12月の上旬にかけて先方に届くように出します。
あまり遅くなってしまうと、お正月の準備とかぶってしまうので早めに印刷するようにしましょう。
また「ご厚情に深く御礼申し上げます」などお礼の言葉を加えておくと、丁寧な仕上がりになるでしょう。
故人に代わって、あなたの優しい思いを付け加えていきましょう。
「永眠いたしました」を使った例文
・『〇月〇日に祖母の〇〇が、〇〇歳で永眠いたしました』
・『今年〇月に療養中だった祖父の〇〇が、〇〇歳で永眠いたしました』
「永眠いたしました」の類語や言い替え
同じような言い方に「お悔み申し上げます」があります。
「永眠いたしました」は故人の身内がつかう表現ですが、こちらのフレーズは第三者がつかう文言です。
「ご愁傷様です」と同じように使えます。
ただ「ご愁傷様です」は人によっては冷たく聞こえることも。
迷った場合は「心よりお悔み申し上げます」と、言葉を整えておきましょう。
また「永眠いたしました」の言い替えの表現に「生涯を閉じました」も挙げられます。
「天寿を全うし」と言葉を添えると、喪の席でありながら前向きな意志を宿せます。
「深く感謝申し上げます」とこれまでのご恩にお礼を加えつつ真心こめて送ってみましょう。
まとめ
「永眠いたしました」を解説しました。
ふさわしいフレーズを学んで、社会人としての教養を学んでいきましょう。