人に知らせるような場面では「決まり次第」が使われることがあります。
日程や連絡にも関係しているこの表現はどう使ったら良いか、適切な言い換えは何があるかに迫ってみましょう。
「決まり次第」とは?
従来までは未定や不確定であった物事がはっきりとしたら、すぐ行動に移すことを人に伝える時の表現です。
「決まり次第」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
面会などの日程を決める時は、事前に調整をしてから相手にお知らせするのが常です。
また面接の採用や試験の時にも、合格が決まってから本人に伝えることになります。
そのように不確定だった物事がはっきり決まった場合、すぐ関係者にお知らせするとの趣旨で「決まり次第」を用いるのが通常です。
つまりこの言葉を使う時点では、何も決まっていないことになります。
決まり次第という表現自体が「決まったら」の改まった形であるため、敬語として使うことに支障ありません。
「決まり次第」を使った例文
・『採用が決まり次第、追ってご連絡を差し上げます』
・『開催の日程が決まり次第、公式SNSで発表させていただきます』
「決まり次第」の類語や言い替え
「決まりましたら」は、物事がはっきりとしたらの意味をもっている、とても丁寧な表現です。
「決定次第」は、決まったことを意味する「決定」を使って同じ意味になります。
「確認でき次第」と言う場合、はっきり認めることが出来たことを表す「確認でき」によって、決まり次第と同じ意味になる言い方です。
「確認できましたら」は、確認できたらを丁寧に表しています。
「分かり次第」は、物事について把握することができた意味の「分かり」を用いた形です。
まとめ
不確定な要素がはっきりしてから行動に移す時に使われるのが、「決まり次第」なのでした。
言い換える場合には、「決まりましたら」や「決定次第」などを選んでみると支障がないでしょう。