「決裁をとる」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「決裁をとる」とは?
「決裁をとる」とは、ビジネス上では、しばしば自身では決定することができないような案件を取り扱う必要が出てきたり、判断に困るような特別な決断を下さなければならない状況などが発生しますが、そのような場合には自分が所属している組織の上役に相談して許可をもらったり、会社自体の認証や承認のために文書や書面などに正式な社印などを押してもらう必要などが出てくる場面などもあります。
「決裁」とは「決めてもらう」または「許可をもらう」などというニュアンスで使用されており「判断を仰ぐ」などと言い換えることも可能です。
「決裁をとる」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「決裁をとる」とは、「一営業担当の身では判断できかねますので上司に相談した上で回答させていただきます」あるいは「会社から公認してもらう必要がございますので、所定の手続きを行わなければならない状況でございます」などという意味合いで使われている表現です。
元々は別々の企業や組織などと共通の事業や職務などに取り組んでいく際には、関係各所の担当者同士で話し合いを進めていきますが、業務の内容や状況などによっては責任者や上司などの意見を伺わなければならないような事態も起こりえますので、そのような場合には上記のフレーズを使って先方に待ってもらう必要がある旨を伝えることができます。
「決裁をとる」を使った例文
・『本件につきましては決裁をとる必要がございますので、もうしばらくお待ちいただけますと幸いでございます』
・『決裁をとる場合には、一定の手続きが必要となりますので少々お時間をいただくことになります』
「決裁をとる」の類語や言い替え
・『正式な許可を得る』
・『ご意見を伺う必要がある』
・『先に進めるには承認をもらわなければならない』
まとめ
「決裁をとる」とは、ビジネスの場において「物事を進めていく際の決定許可をもらう」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをきちんと理解した上で、その時の場面や状況などに応じてうまく使いこなしましょう。
