この記事では「準備されるとのことですが」について解説をします。
「準備されるとのことですが」とは?意味
必要なものを整えるようだけれど、という意味です。
「準備」には、ある事柄をする前に必要なものをそろえたり、態勢を整えたりすることという意味があります。
ものをそろえることだけでなく、組織を運営することも意味に含みます。
「される」は「する」の尊敬の意です。
「です」は「だ」「である」を丁寧な表現にしたものです。
「準備されるとのことですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手以外の人が何かを準備すると決まっているときに用います。
花見の準備のことで説明をします。
同じ部署の人たちで花見をすることになりました。
Aさんの先輩のBさんが食べものを用意してくれるようです。
そのことを参加する人たちは知っています。
花見に参加をする人数は多いので、「すべてをBさんが準備するのは大変だろう」「大丈夫だろうか」とAさんは思いました。
そこで、自分も手伝いをしようと考えました。
そのときに、「Bさんがすべてを準備されるとのことですが、大変だと思いますので私も手伝います」とこの言葉を使うことができます。
「ですが」の後には、「私が準備をします」「準備はしなくてよいです」「手伝います」などの言葉が続きます。
また、準備はどのように進めるのか、いつ終わるのかなどを尋ねるために用いることもあります。
「が」と逆接の接続詞を使っているので、前に述べた事柄とは反対の意の言葉が後に続きます。
そのため、この後に「よろしくお願いします」「ありがとうございます」と続けるのは不自然です。
お礼を伝えるなら、「準備をしていただきありがとうございます」のような形になります。
「準備されるとのことですが」を使った例文
・『すべてそちらで準備されるとのことですが、お手伝いをした方がよろしいでしょうか』
「準備されるとのことですが」の返答や返信例
この後に何が伝えられるかによって返答の内容が変わります。
「手伝いましょうか」と申し出てくれたときは、まずは気遣いにお礼を伝えます。
そして、必要であれば手伝いをお願いします。
「こちらで準備をします」と伝えられたなら、相手にそれをしてもらってもよいし、それは断って自分の側で準備をしても構いません。
何を準備するのか、どういった状況なのかによって、誰が準備をするのかが変わります。
まとめ
この言葉は、話し手以外の人が準備をするときに用います。
「ことです」で言葉を切っているのではなく「が」とあるので、後に言葉を続けて使います。
「私も手伝います」「準備はしなくてもよくなりました」などの言葉が続きます。