「無理を言って恐縮ですが」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「無理を言って恐縮ですが」とは? ビジネス用語

この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「無理を言って恐縮ですが」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。

「無理を言って恐縮ですが」とは?

「無理を言って恐縮ですが」における「無理」とは、言うまでもなく「 実現するのがむずかしいこと」を意味する言葉です。

また、「恐縮」「相手に迷惑をかけたり、相手の厚意を受けたりして申し訳なく思うこと」を意味する言葉です。

したがって、「無理を言って恐縮ですが」とは「 実現するのがむずかしいことを言って申し訳ありませんが」と言った意味になります。

このフレーズの最後には逆接の接続詞の「が」が付けられているので、この後ろには相手の方に何らかのお願いをする文言が続きます。


「無理を言って恐縮ですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「無理を言って恐縮ですが」は先に記した通り、この後ろには相手の方に何らかのお願いをする文言が続きます。

すなわち、このフレーズは何かをお願いする際の前置き、クッション言葉として使われる表現と言えます。

クッション言葉として使われているので、お願いの内容がそれほど困難を極める様なケースだけでなく、比較的簡単なお願い事項に対しても使われます。

このフレーズは、取引先の方に納期を少し前倒ししてほしいとお願いする場合や、上司に対して何かを教示してほしいので時間を取ってほしいとお願いするケースなど、社内外の方に、色々な事柄をお願いする際に使われます。

このフレーズは丁寧な表現ですが、敬語表現とまでは言えません。

したがって、取引先の方や上司等の目上の人に使う場合は、「ご無理を申して恐縮ではございますが」等の敬語表現に換えて使うのがベターと言えます。


「無理を言って恐縮ですが」を使った例文

・『無理を言って恐縮ですが、先日発注いたしました製品の納期を3日ほど短縮願えないでしょうか』
・『無理を言って恐縮ですが、この案件の処理方法についてご教示いただけないでしょうか』

「無理を言って恐縮ですが」の類語や言い換え

「無理」の類語としては「難題」「骨が折れること」等が挙げられます。

また、「恐縮です」の類語としては「恐れ入りますが」「申し訳ありません」等が挙げられます。

したがって、「無理を言って恐縮ですが」は、これらの類語を繋いで、例えば「難題を言って恐れ入りますが」「骨が折れることを言って申し訳ありません」と言い換えることが出来ます。

また、先に少し触れたように、敬語表現としては「ご無理を申して恐縮ではございますが」「ご無理を申し上げて恐れ入りますが」等と言い換えることも可能です。

まとめ

「無理を言って恐縮ですが」とは「 実現するのがむずかしいことを言って申し訳ありませんが」と言った意味のフレーズです。

このフレーズは、何かをお願いする際に、いわゆるクッション言葉としてよく使われる表現です。

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