何かに詳しい人がいれば、「熟知している」と言い表すことがあります。
これは良いことですが、注意点も存在するようです。
熟知の意味や、この表現の使い方などをご紹介します。
「熟知している」とは?
ある事柄の細かい部分にいたるまで、情報や知識を詳しく知っているとの意味がある表現です。
「熟知している」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
法律、建設、料理など様々な分野の専門知識を有していて、他の人よりもずっと情報や知識に詳しい人がいます。
そんな人について、「熟知している」と言い表すことが可能です。
これにより他の人よりもある分野の造詣が深いことが伝わり、熟知している人を評価することもできます。
使う時には「彼は建築について」など、誰が何を熟知しているかを含めるのが良いです。
そして熟知しているから「適任だ」など意見を続けるのが良いでしょう。
相手が熟知しているのか、問う用法もできます。
これは実際に熟知している人に対して使うのが好ましいですが、にわか仕込みの人を熟知していると誇った場合、あとで綻びが出てしまうことに十分気を付けてください。
「熟知している」を使った例文
・『彼は住宅の建築法について熟知しているので、今回のプロジェクトには適任だと思います』
・『あなたは法律について、熟知していると言えるのですか?』
「熟知している」の類語や言い替え
「専門知識を有する」は、ある限定的な分野について、博識であることを表します。
「詳しく知っている」は、細かい点までよく分かっていることです。
「理解している」は、物事の筋道や意味を分かっているとの意味です。
「精通している」としても、物事について詳しく知っていることを表します。
「造詣が深い」は、特定分野についての知識が優れていて、精通することです。
「把握している」は、しっかりと理解できていることを意味します。
「心得ている」は、物事の細かい事情などについて理解していることです。
「知り尽くしている」は、100%知っていることを表します。
まとめ
ある物事を細部に至るまで知っていることについて、「熟知している」と言い表せるでしょう。
これは付け焼き刃な知識に対し、そう表現しないように気を付けてください。
何かに詳しい人について述べるには、相応しい表現になるはずです。
