ここでは「状況に鑑みて」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「状況に鑑みて」とは?
「状況に鑑みて」は、その状況から考慮して、という意味になります。
「この状況に鑑みて、○○については後回しにすることにします」のように用いられる表現で、その場の状況から考えてこうする、そうすることにしようと思うといったような使い方になります。
例えば、他社との価格交渉が長引いている中で、「今のこの状況に鑑みて、○○社以外も考えるべきだと思います」などと用いられており、この場合には、今の交渉を続けるより、他の会社も考えた方がいいのではないかと使っています。
「状況に鑑みて」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「状況に鑑みて」は、先のように、そのような状況から、といった使い方になる表現です。
それから考えて、とビジネスシーンでも前述の例のような用い方がよく見られ、「状況に鑑みると」と少し語尾を変えた形で使われることも多いです。
そちらでも同様に、「今の状況に鑑みると、このようにするのが最適だと思います」といったような使い方になり、丁寧にする時には「状況に鑑みまして」と用いるといいでしょう。
特に目上の人を相手に使う時にはその形が適しています。
「状況に鑑みて」を使った例文
・『今のこの状況に鑑みて、一度考え直してみるのもいいのでは、と思いました』
・『ここまで複雑になってしまった状況に鑑みて、ここは全く新しい案を考えるということも考慮するべきではないでしょうか』
「状況に鑑みて」の類語や言い替え
・『状況から察するに』
こちらも似た意味になり、その状況から推察して、という意味で使われています。
例えば、何かの仕事で連日残業続きになっている、といった「状況から察するに、人手不足なのではないでしょうか」のような用い方になり、その状況から考えるとそうではないか、という使い方をする表現になります。
まとめ
「状況に鑑みて」は、その状況から考慮して、このようにしてはどうか、こうするべきだといったように使われている表現です。
ビジネスシーンでもそういった場面で用いられており、そちらでは丁寧にした形の「状況に鑑みまして」と使われることが多いです。
