ビジネスにおいては、複数の人間の間で同じ問題に対応しなくてはならないことがあり得ます。
そのような場合に「状況共有」という言葉が使われる可能性があるのです。
「状況共有」とは?
まず「状況」の意味から確認しておきましょう。
「状況」とは、「物事が変化する中で、その時々の有り様」のことを言います。
一方「共有」は、「複数人の間で共同で持つこと、所有すること」という意味です。
以上のことから、「状況共有」とは、「物事の時々の様子を複数人の間で把握し合うこと」という意味であることがわかります。
「状況共有」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉が使用されるケースとしては、「状況共有が必要となることに備える場合」と「状況共有が必要となることが起きた場合」の2パターンが考えられます。
前者としては、「災害時の状況共有について検討しておく必要がある」といった事例が考えられ、後者としては、「大雪での輸送の遅れについて、現地と状況共有ができていない」などという事例が考えられます。
「状況共有」を使った例文
それでは、上記以外に考えられる例文を挙げてみましょう。
・『状況共有のために、連絡体制を強化する』
・『倉庫と販売店の状況共有のおかげで、品切れの可能性が低くなりました』
「状況共有」の類語による言いかえ
「状況」の類語としては、「情勢」や「事態」が考えられます。
また、共有しているのが「状況の情報」であると考えるならば、類語ではないものの「情報」でも言いかえられる可能性はあるでしょう。
更に「共有」については、「分かち合う」が考えられますが、「状況という情報」であると考えるならば、この場合には、既出の「把握し合う」がもっとも適切であると考えられます。
以上のことから、「情勢を把握し合う」や「事態を把握し合う」という表現が言いかえの候補となります。
まとめ
「状況共有」とは、ビジネスにおいては、離れた場所や違う部署などの担当者の間で状況を把握し合うことを意味します。