ここでは「生かしていきたいと考えております」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「生かしていきたいと考えております」とは?
「生かしていきたいと考えております」は、誰かに教わったり、自分で調べたその内容を何かに活用していきたいと思っている場合に用います。
口語では些か堅い表現になりますが、そちらで使えないこともなく、上司への報告などで普通に使われています。
そして、文章で用いる際にはこのままでは間違った使い方になってしまうので注意してください。
この表現は「いかしていきたいと〜」と発音しますが、「いかして」は「活かして」とするのが正しく、この「生かして」は同音でよく間違えられる例のため、こちらにしないように気をつけてください。
以下、正しい「活かして〜」の方で統一します。
「活かしていきたいと考えております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「活かしていきたいと考えております」は、先のように、それを何かに活用していきたいと考えて使う表現です。
その「活用」から「活かして〜」の方が正しいと覚えると分かりやすく、「この研修で得た知識を今後の業務に活かしていきたいと考えております」のような使い方になります。
語尾を少し変えて、「活かしていきたいです」とした用い方もよくされており、意味としては一緒ですが、こちらの方が堅くならない分、使いやすい形になっています。
「活かしていきます」としてもほとんど変わらない意味になるので、口語ではそのように使う方が向いていることが多いです。
「活かしていきたいと考えております」を使った例文
・『この経験を今後に活かしていきたいと考えております』
・『今回は失敗に終わりましたが、色々と分かったことを次回以降に活かしていきたいと考えております』
「活かしていきたいと考えております」の類語や言い替え
・『活かせればと思っています』
この形にしても意味はほとんど一緒で、分かったことや経験などを次の機会に活用したいと思って使う表現です。
その他の形として、「活かすことができました」とすると、何かを活用できたという意味になり、このような用い方もよく見聞きします。
まとめ
「活かしていきたいと考えております」は、何かを今後に活用したいと考えているという使い方をする表現です。
学んだことや経験した内容がその対象になり、それができた時には「活かすことができました」と用いることができます。