会議で決まったことを報告する際にも使われる「相成りました」。
今回はこの言葉の意味と使い方について解説していきます。
「相成りました」の意味と使い方
まずこの言葉は、こういうことに決まりました、というように物事が確定するという意味があります。
わかりやすく言うと、このようになった、という意味です。
この場合、『相』に直接意味があるわけではなく、かしこまった印象を与えるためについています。
街を歩いていてお店に『閉店の運びと相成りました』と貼ってあるのを見たことがある方もいると思います。
この言葉はこのように、決定した事柄を報告する際に用いられます。
そしてビジネスの場でも多く使われる言葉でもあります。
例えば相手方との予定のすり合わせが完了し、着手する日程が決まったとします。
それを上司の方や部長に報告するためのメールに使われるのです。
この場合、「日取りはこのように相成りました」のように使われます。
しかし、同じメールの中に何度もこの言葉を使うことは不適切です。
決まったこと全てに対し、この言葉を使っていては読みにくいですし、しつこい印象を与えます。
決まったことを羅列し、最後の締めくくりとして「このように相成りました」と使うのが良いでしょう。
この言葉はビジネスメール以外でも会社で必要な文書でも頻繁に使われる言葉です。
覚えておくと良いでしょう。
決定事項に使われる言い換えの言葉とは
「相成りました」のように物事が何かしらの決定を迎えたことを意味する言葉は、他にもいくつかあります。
例えば『なりました』。
これは文字通り、このようになった、という意味があります。
シンプルでわかりやすく、「相成りました」と比べて固い表現ではありません。
部長など目上の方への使用に向いているとは言えませんが、ビジネスの場でも頻繁に用いられる言葉です。
直属の上司に対しての報告や、毎日の進捗報告などで使うのに適していると言えます。
他にも『決定しました』や『決まりました』も使うことが可能です。
例えば忘年会の幹事を任され、会場を参加者にお知らせする際に有効な言葉です。
気軽な集まりであれば、堅苦しいメールは避けた方が良いこともあります。
この言葉ならば固い表現にならず、この日程でこの場所に決まった、ということをわかりやすく伝えられます。
街中のチラシや企業からのメールなど、ビジネスの場以外でもこういった意味を持つ言葉は頻繁に目にする機会があります。
暇があれば気にするようにして、使えそうなものは覚えておくと良いでしょう。
まとめ
報告はビジネスにおいて不可欠な要素です。
覚えておいて、素早く報告できるようにしておきましょう。