この記事では「確認したところ問題ございませんでした」について解説をします。
「確認したところ問題ございませんでした」とは?意味
確かめたら困った事態はなかった、という意味です。
「確認」は、確かめてはっきりと認めること、調べたり尋ねたりしてはっきりとさせ、それを認めることをいいます。
「問題」は、解決しなければならない事柄、困った事態という意味です。
「ございません」は「ございます」を「ません」で打ち消しています。
「ございます」は「ある」の意の丁寧語、「ません」は丁寧な打消しの表現です。
「た」は動作や作用が過去に行われた意や、動作や存在の確認の意を表します。
「確認したところ問題ございませんでした」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある事柄を確かめて、それがどうであったかを報告する際に用います。
たとえば、A社からB社に対して荷物が送られてきたとします。
送られてきたものは壊れやすいものです。
送った側のA社は「届いたときに破損していないだろうか」と心配で、「中身を確認するように」とB社に連絡をしておきました。
届いた荷物をB社が確認をしたところ、破損は見当たりませんでした。
問題は起こっていなかったのです。
それを報告するために、B社からA社に対してこの言葉を伝えます。
聞き手の方は「問題が起こっていないだろうか」と心配しているはずです。
この言葉を伝えておくと、相手の心配が解消されます。
報告をしないと心配をかけてしまうので、確認をしてどうであったかを知らせるようにしましょう。
この言葉は、問題がなかったときに使うものですが、問題があったならばそれを報告してください。
「確認したところ問題ございませんでした」を使った例文
・『○○を確認したところ問題ございませんでした』
「確認したところ問題ございませんでした」の返答や返信例
この言葉に対しては「わかりました」の意を伝えるとよいでしょう。
問題がなくて安心したようならば、「安心しました」と自分の気持ちを伝えるのでもよいです。
また、確認してくれたことへお礼も伝えます。
返答をしない場合もあるのですが、返答がないと「知らせを聞いてくれただろうか」と相手を不安にさせてしまうので、短くてよいので返答をしておくとよいでしょう。
確認をして問題はなかったのですが、まだ不安な事柄があるならば、もう一度確認してもらってください。
まとめ
この言葉は、確かめて困った事態はなかったことを知らせるために用います。
確認をしてどうであってか相手は知りたいはずなので、確かめた結果を知らせてください。
失礼にはならない言葉遣いなので、このような形で伝えて問題ありません。