この記事では「祝宴を催したく存じます」について解説をします。
「祝宴を催したく存じます」とは?
祝いの宴会を行いたいと思います、という意味です。
「祝宴」は祝いの宴会のことです。
「祝」という漢字を使っているように、めでたいことを祝うための宴をいいます。
お酒を飲むだけの集まりという意味合いではありません。
「催し」は開催するという意味です。
「たく」は話し手の希望を表します。
「存じ」は「思う」「考える」の意の謙譲語です。
「祝宴を催したく存じます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、祝宴を行いたい気持ちを伝えるために用います。
「行います」と断定しているのではなく、「それをしたいと考えている」という意味です。
この言葉では、祝宴を行うのか、行わないのかはっきりしません。
「存じます」は「思います」という意味なので、考えているだけで実際に行うのか、聞き手としては曖昧に感じてしまいます。
行うと決まっているなら、断定をした言い方をしましょう。
「祝宴を行います」といったように断定をすれば、「それを行う」と間違いなく理解してもらえます。
祝宴は祝いの宴のことです。
めでたいことを祝うために、飲食をして楽しむ集まりのことで、めでたい事柄とは関係なく、食べたり飲んだりして楽しむ会のことは宴会といいます。
宴会の場合も、「祝宴」の部分を「宴会」に変えれば、このような言葉を使うことができます。
「祝宴を催したく存じます」を使った例文
・『祝宴を催したく存じます。お忙しいところ恐縮ですが、ご参加をお願いいたします』
「祝宴を催したく存じます」の返答や返信
祝宴への参加の可否を尋ねられているなら、参加するのか、不参加であるのかを伝えてください。
参加人数によって飲食を準備する量が変わってくるので、必ず返事を伝えるようにしましょう。
不参加の場合は、相手への気遣いがあると角が立ちにくいです。
「せっかくですが」「申し訳ありませんが」など一言あると、相手の気持ちに配慮できます。
まとめ
この言葉は、祝宴を行うつもりであるときに伝えます。
めでたいことを祝う集まりを行うなら、多くの人に参加をしてもらえるように、事前に伝えておきましょう。