自分が何かをすることが不可能な状況を表す時、「私には力が及びません」と言う場合があります。
仕事のお断りや、お詫びをする場合にも使われる表現です。
「力が及ばない」の意味や、どんな場面でどのように使っていくかなど、確かめてみてください。
「私には力が及びません」とは?
自分にはある物事をやり遂げるための能力が不足しているために、無理であることを相手に伝える表現です。
「私には力が及びません」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
仕事を頼まれたけれど、自分にはあまりに難しくて不可能と告げる場面があります。
そのような時に「私には力が及びません」と言って、お断りやお詫びの言葉と併せることが可能です。
これは「私には無理です」と同じ意味ですが、それより丁寧な印象を与えることができます。
話し言葉に用いられがちですが、その場合には、「残念ながら」など相手の期待に応えられないことを示すことが可能です。
また力が及ばないので、「今回は遠慮させてください」などのお断りの言葉を続けることもできます。
注意点は、及ばないとの言葉には「影響しない」などの別の様々な意味もあることです。
「私には力が影響しない」と、意味を誤解しないよう気をつけてください。
「私には力が及びません」を使った例文
・『残念ですが私には力が及びませんので、ご理解のほどお願いいたします』
・『期待されるのはありがたいですが、私には力が及びません』
「私には力が及びません」の類語や言い替え
「私には力が及ばず申し訳ありません」は、自分に力が足りなくて無理であると伝えた上で、丁寧に謝罪の言葉を述べている形です。
「私にはご期待に添えることができません」は、自分には相手の要望に対処することが不可能であることを表しています。
「私にはご要望にお応えできません」とする場合も、期待には添えない意味の表現です。
「私にはお役に立てません」は、自分は相手のために有益となれないことを表します。
「私には荷が重い」は、自分にとっては無理があることを告げる表現です。
「私の力不足」は、自分には能力が足りていないことを表します。
まとめ
自分にはやる力が足りなくて無理であることを表すのが、「私には力が及びません」との表現です。
これにより丁寧な印象で、お断りやお詫びの気持ちを示せるでしょう。
そして言葉の意味は「私の力が影響しない」と誤解をしないよう、気をつけてください。
