丁寧な反省文を知っていると、トラブル時の対応もスムーズに進みます。
「私の不徳の致すところと、猛省しております」の正しい使い方と類語を見ていきましょう。
「私の不徳の致すところと、猛省しております」とは?
この場合の「私の」は責任が、自分にあることを述べています。
また「不徳の致すところ」は「不適切な行動によって」、このような意味があります。
また「猛省しております」は丁寧なお詫びの表現で、深く反省していることを表現しています。
そのため「私の不徳の致すところと、猛省しております」で「今回の事件が起きたのは、すべて私個人の責任だと受け止めております。
心から反省しています」と解釈できます。
良からぬことが発覚した時の、お詫びのフレーズといえるでしょう。
「私の不徳の致すところと、猛省しております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
心の甘さから、失態を犯してしまうこともあるものです。
例えば会社のお金を横領してしまった、出張費をかさ増しして請求した、会社にとって命取りな内容をSNSに発信してしまった。
現代の世の中では、色々なミスが起きます。
「私の不徳の致すところと、猛省しております」は個人的な気のゆるみから、組織や個人に迷惑をかけた時に用いるひと言です。
「猛省」は強く反省しているという気概が感じられるので、取返しのつかないことをした時に取り入れていきましょう。
一方で組織がらみの不祥事において、この言葉は不適切です。
「私の」と入れると、かえって企業イメージが下がる恐れも。
弁護士の方と相談しながら、ふさわしい言葉選びをしていきましょう。
「私の不徳の致すところと、猛省しております」を使った例文
・『私の不徳の致すところと、猛省しております。深くお詫び申し上げます』
・『このような不祥事が起きたのも、私の不徳の致すところと猛省しております』
「私の不徳の致すところと、猛省しております」の類語や言い替え
似ている言い方に「同じ失敗を繰り返さないよう、一生懸命取り組みます」があります。
簡単なミスをした時に、上司に謝る時の言い方です。
また言い替えに「信頼を裏切る行動を取ってしまったこと、深く猛省しております」があります。
まとめ
「私の不徳の致すところと、猛省しております」を解説しました。
気になる敬語をひとつずつマスターして、言葉の間口を広げていきましょう。
できる社会人を目指してください。