「私事ではありますが」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「私事ではありますが」とは?
「私事ではありますが」とは、ビジネス上で使う会話やメールなどにおいて「自分自身における極めて私的な件ではございますが」あるいは「プライベートに係わる事案ではございますが」などという意味合いで使われている表現です。
普段からビジネス上で係わっている取引相手や得意先、ないし自分の組織における上役などに向けて、自らの仕事には直接関係のない事柄や、プライバシーに係わる内容などが自身の任務や業務などに影響を与えてしまう旨について言及することができる言い回しです。
「私事ではありますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「私事ではありますが」とは、「私自身に関わることで仕事には直に関連性はないですが」もしくは「職務や作業などにはまったく関係のないことではございますが」などという意味合いで用いられている文言です。
通常協力をし合いながら進めていく必要があるようなビジネスにおいて、自らの個人的な用件で現在の仕事に影響を及ぼしてしまう可能性がある場合や、周りの人たちにも知っておいてほしい自身の事情や都合などがある場合などに用いられている表現で、併せて相手にお願いしたい依頼内容や、自分のために先方へ与えてしまうことになる負担や手間などについても触れておく必要があるでしょう。
「私事ではありますが」を使った例文
・『お仕事中に申し訳ございません、私事ではありますが、来月一週間ほどお休みをいただきますことをご報告させていただきます』
・『私事ではありますが、来月いっぱいをもちまして退職させていただくこととなりました』
「私事ではありますが」の類語や言い替え
・『個人的な事情で恐れ入りますが』
・『私的な用件で申し訳ございませんが』
・『プライベートの件で恐縮ではございますが』
まとめ
「私事ではありますが」とは、ビジネシーンにおいて「業務とは直接関係のない非公式なことではございますが」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをしっかりと理解した上で、その時の場面や状況などに応じて違和感のないように使いこなしましょう。
