ここでは「立春のみぎり」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「立春のみぎり」とは?
「立春のみぎり」は、例年2月3日頃になる暦の上での「立春」頃から、次の暦の「雨水」を迎える18日頃までの間に使われる挨拶表現です。
冒頭の挨拶文に用いるのが一般的で、「立春のみぎり、いかがお過ごしのことかと存じます」などといった使い方になります。
この後に本題になる内容を続けるという具合で、そのような時期の文頭のクッション文に用いられています。
「立春」という「春」を連想させる言葉が入っていますが、暦の上での「立春」のことなので、そちらに注意してください。
「立春のみぎり」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「立春のみぎり」は、暦では「立春」を迎えましたが、という意味になります。
その時期は先のように、2月の上旬から中旬にかけてになるため、文中で「立春のみぎり、まだ寒い日が続きますが〜」といったような用い方をすることもできます。
ですが、あまりそういった使い方をされることはなく、前述の冒頭の挨拶文向けの表現になっています。
ビジネスシーンでは、「立春のみぎり、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」のような挨拶文を作って使うことが多く見られます。
「立春のみぎり」を使った例文
・『立春のみぎり、どのようにお過ごしでしょうか』
・『立春のみぎり、貴社ますますご清祥のこととと拝察いたしております』
「立春のみぎり」の類語や言い替え
・『立春の候』
こちらも同様の時期に同じ使い方ができる挨拶表現です。
「〜のみぎり」の言い替えだと考えてよく、どちらを用いても特に変わることはありません。
どちらも暦の上では「立春」という「春」を連想させる時期になったものの、という意味になるため、そんな時節なのにまだ寒いと置き換えて、言い替えでは「余寒の候」とも使われることがあります。
まとめ
「立春のみぎり」は、2月3日頃になる「立春」から次の暦になる18日頃の「雨水」までの間に使われる挨拶表現です。
その時期の文頭のクッションになる挨拶文を作るために用いられており、ビジネスシーンでも例文で挙げたような形で他社など対外的な相手によく使われています。