「立秋とは名ばかり」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「立秋とは名ばかり」とは? ビジネス用語

ここでは「立秋とは名ばかり」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「立秋とは名ばかり」とは?

「立秋とは名ばかり」は、「立秋」を過ぎた辺りの時期にまだまだ暑いといった場合に挨拶文に使われる表現です。

立秋は毎年8月8日頃で、秋の始まりを意味すると言われている二十四節気の1つです。

しかし、現代ではその時期が一番暑い頃となっており、文字通り、名ばかりの秋の始まりとなっています。

その点を使って、“暦の上では秋なのにまだまだ暑い”といった内容の挨拶文を作るための表現で、使える時期が先のようにかなり限られていますが、そのタイミングにはピッタリの挨拶表現になります。

よって、この後にはまだまだ暑いといった文章が続き、更にその中でどのように過ごしているのかといったようなご機嫌伺いになる表現、または相手の身体を気遣う表現と続けて使われます。


「立秋とは名ばかり」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「立秋とは名ばかり」は、ビジネス文章や親しい間柄での挨拶文で用いられます。

使える時期は前述のように、8月8日~20日頃が適しており、ビジネスではその相手個人に対して使うものです。

きちんとした意味のある表現ながら、使える時期における定型表現のようなものなので、タイミングが合えば意味はそれほど気にせずに使ってしまって構いません。

ただし、年によってはこの立秋の頃に既に暑さが和らいでいることがあるので、そのような場合には用いない方が賢明です。

あまり意味を気にせずに使えるとは言っても、明らかに涼しくなってきている時に使ってしまっては、機械的に用いていると思われてしまうからです。

冒頭、文末のどちらで使うかによってこの後に続く表現が変わってきますが、以下の例文の上は冒頭、下は文末の場合になります。


「立秋とは名ばかり」を使った例文

・『立秋とは名ばかりの暑い毎日が続いておりますが、お元気でお過ごしでしょうか』

・『立秋とは名ばかりの猛暑の折、どうぞご自愛くださいますようお願い申し上げます』

「立秋とは名ばかり」の類語や言い替え

・『立秋の候』
使える時期は「立秋とは名ばかり」と一緒で、そのような時期だという意味になります。

直接暑さに言及はしていないため、そのまま言い替えにはならず、冒頭の挨拶文の方でご機嫌伺いに使われる表現です。

まとめ

「立秋とは名ばかり」を使うと、暦の上ではもう秋なのにまだまだ暑いといった内容の挨拶文を作ることができます。

使えるシーズンは短いですが、この後の内容を変えることで冒頭、文末のどちらでも使うことができる、そのような季節ならではの挨拶表現です。

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