取り違えやすい物事に用いられるのが、「紛らわしい」との言葉です。
これは注意を促すためにも必要な表現となります。
どんなふうに紛らわしいを使うべきかなど、確かめていきましょう。
「紛らわしい」とは?
あるものや状態が他と明らかに似ているために、区別がしにくく間違えやすいことを表す言葉です。
「紛らわしい」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
会社名や商品の仕様やロゴなどが、他社のものと似ているために間違いやすい状況があります。
そのように他と似ていて区別しにくい事柄について、「紛らわしい」を使うことが可能です。
これを用いることで、間違いやすいものであると伝えたり、混乱を招いたり誤解される問題が発生する注意を促すこともできます。
言葉に含むときには、「商品名が」のように、具体的に何が似ていて間違いやすいかについて示すことが良いです。
これに続けて「ので改善してください」のように、修正や再検討などに結びつけていくこともできるでしょう。
これ自体は敬語の形にはなっていないので、前後の文脈を敬語に相応しい形にすることも必要です。
「紛らわしい」を使った例文
・『他社製品と似ていて紛らわしいとの指摘があるので、名称については再検討が必要と思います』
・『このキャッチコピーは、どことなく紛らわしい印象がしませんか』
「紛らわしい」の類語や言い替え
「間違いやすい」は、本来に選ぶべきものと、別のものを取り違えてしまう確率が高いことを表します。
「曖昧(あいまい)」は、内容がはっきりとせず、幾つもの意味に捉えられることです。
「誤解を招く」は、人に思い違いをさせてしまい、悪い状況に至ることを表します。
「混乱を招く」は、色々な要素が入り乱れてしまう状態に陥ってしまうとの意味です。
「わかりにくい」は、説明する情報が足りていないために、理解しにくいことを表しています。
「不明瞭」は、十分な形で説明ができていないので、はっきとしないという意味です。
「ややこしい」は、物事が複雑であり、やっかいなことを意味します。
まとめ
あるものが他とそっくりなので間違えやすいことについて、「紛らわしい」を使うのが良いです。
これにより問題発生の注意を促すこともできます。
改善に結びつけるためにも、使いこなしてみましょう。