物事を行なって行くに際して、「細心の注意を払う所存です」と言う機会があります。
宣誓的な印象も受けるこの言葉の正しい使い方、言い換えなどはどんなものがあるかを確かめて行くことにしましょう。
「細心の注意を払う所存です」とは?
細かいところまで意識して気をつける意味の「細心の注意を払う」に、考えていることを表す「所存です」を合わせ、よく周囲に気を付けて行くことを相手に伝える表現です。
「細心の注意を払う所存です」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
会社などの組織で何らかの行動をする際、目上の相手や周囲の同僚などに対してその意思を表明する際に言われることがあります。
特に危険が隣り合わせな物事に際して、周囲に宣言をする意味合いも含まれています。
「注意を払う」の部分は敬語になっていないために、敬語に相応しい言葉に言い換えたほうが良い場合もあるでしょう。
「細心の注意を払う所存です」を使った例文
・『建設工事を進めるに当たっては、常に細心の注意を払う所存です』
・『山間部にはツキノワグマが生息するため、捜索には細心の注意を払う所存です』
「細心の注意を払う所存です」の類語や言い替え
「細心の注意を払って参ります」は、行くの謙譲語である「参る」を用いて丁寧に表す言い方です。
「気を引き締めて行く所存です」は、、緊張した気持ちを持って気合いを入れることを意味する「気を引き締めて」に言い換えた形になります。
「念入りに注意を払う所存です」は、細かく注意しておこなう意味の「念入り」を使って、気をつけていくことを意味する表現です。
まとめ
物事に当たる前によく気をつけていく考えを表明する意味があるのが、「細心の注意を払う所存です」という言葉なのでした。
注意を払うの部分については敬語ではないので、一考の余地があるかも知れません。
言い換えとしては「気を引き締めて」などの形にして行けば問題がないでしょう。
