ここでは「考えておりますが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「考えておりますが」とは?
「考えておりますが」は、そのように考えてはいるものの、という意味になります。
例えば、その相手に1つの方法を提示し、「こちらとしましては、そのようにやらせていただければと考えておりますが〜」などと使う表現で、この後に「それでよろしいでしょうか」のように確認を求めたり、「別の方法があればご提示いただければと思います」のような用い方をすることもできます。
このように使う側としてそう考えているが、と相手に伝えるための表現なので、その考えを押し付けるような用い方ではなく、これでどうでしょうかといったニュアンスになる聞き方をしたい場合に使われています。
「考えておりますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「考えておりますが」は、先のように、これでいいかという意味で使われています。
「私としてはこのように考えておりますが〜」などと、自分の考えを提示し、それが正しいのかと尋ねるような用い方もよくされており、少し崩すと「考えていますが」となります。
そちらも丁寧な使い方なので、誰に対して用いても失礼にはなりませんが、公の場で多人数を相手に使う場合や、ビジネスで大切な取引先などに対して用いるといった時にはこの表現の方がより丁寧に伝えられます。
口語で使う分にも問題はなく、そちらでもとても丁寧に用いるべき相手に、これで構わないかと訊ねる場合に使われています。
「考えておりますが」を使った例文
・『当方としましては、Aのプランで行いたいと考えておりますが、そちらで問題ありませんか』
・『私はそれは難しいと考えておりますが、何かいい方法があるのでしょうか』
「考えておりますが」の類語や言い替え
・『理解しておりますが』
こちらは、そうだと思っているが、といった意味で用いられます。
よって、似た表現になりますが、少しニュアンスが異なります。
「考えておりますが」は、こちらの考えを伝える提案などの際によく使われているのに対し、こちらはそう思っていると自分の理解がそうであることを伝えるための表現です。
まとめ
「考えておりますが」は、そう考えているが、という意味で用いられます。
それに対して、それではどうか、合っているかといった使い方をするための表現で、相手にそれで構わないか、もっと違うアイデアなどはないかと用いることになります。
