誰かがアイデアを提出してくれた時などに使われるのが、「考えてくれてありがとう」という表現です。
感謝の言葉ですが、目上に対して注意すべき表現でもあります。
その使い方などを見ていきましょう。
「考えてくれてありがとう」とは?
相手が何らかの物事について思考を巡らせ、意見やアイデアを提出してくれたことについて、感謝を伝える表現です。
「考えてくれてありがとう」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
社員が問題解決のため考えて意見してくれたり、新商品のアイデアを考案し提出してくれるようなことがあります。
そのように何かの物事について思考を巡らせ伝えてくれた状況に対し、「考えてくれてありがとう」と伝えるのが良いです。
これにより相手の意見が参考になったり、役立ったことを示せるでしょう。
話し言葉で使われがちで、この一言だけで通じる場合もあります。
相手に配慮するために「お忙しい中で」などの言葉を付けるのも良いです。
また具体的に考えてくれたアイデアについても、併せて述べることもできます。
しかし上から目線な言い方に捉えることもできるので、目上に対して言う場合はより丁寧な形に言い替えたほうが無難です。
「考えてくれてありがとう」を使った例文
・『こんなに具体的なアイデアを考えてくれてありがとう』
・『お忙しい中、改善策について考えてくれてありがとうございます』
「考えてくれてありがとう」の類語や言い替え
「ご思案くださりありがとうございます」は、目上の人物が色々と考えてくれたことに、丁寧に感謝を伝える表現です。
「お考えいただきありがとうございます」は、目上の人に考えてもらったことに、丁寧に感謝を述べています。
「ご考慮いただき感謝申し上げます」としても、上と似た意味です。
「ご検討に感謝します」は、物事を色々な面から調べ考えてもらったことに、感謝を伝える形です。
ありがとうの部分については、「御礼申し上げます」「恐縮です」など、より丁重な表現を使うこともできます。
まとめ
相手が思案して意見など出してくれた時、「考えてくれてありがとう」を使うことができるでしょう。
これにより感謝が伝わりますが、相手に配慮した言い方をするのが大切です。
目上に対してはより丁寧な表現に言い換えるなどで、対応してみてください。