丁寧な言い方に悩むことがあります。
「考えてよろしいでしょう」の使い方を見ていきましょう。
「考えてよろしいでしょう」とは?
この場合の「考えて」は、思案する行為をあらわします。
「少しだけ、考える時間が欲しい」あるいは「考える時間を与えてもいい」このような気持ちが含まれています。
「考えてよろしいでしょう」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「よろしいでしょう」という言い方は不自然なので、語尾に「か」を補って「よろしいでしょうか」に整えておきます。
また「考えて」だと唐突なので「お時間いただいても」等に置き換えると、紳士的な言い方になります。
「お時間いただいてもよろしいでしょうか」や「お時間いただいて宜しいですか」と変化させると、自然な言い回しになるので覚えておきましょう。
「考えてよろしいでしょう」を使った例文
・『少々お時間いただいてもよろしいでしょうか』
・『今すぐ回答できないので、お時間いただいても宜しいでしょうか』
「考えてよろしいでしょう」の類語や言い替え
同じようなフレーズに「少し考えます」があります。
アパレル店で新作の洋服やアクセサリーを勧められた時に、遠回しにお断りするフレーズになっています。
一方で日常会話として使うには良いもののビジネスシーンで用いると、失礼にあたることも。
フォーマルな場では「少々お時間ください」や「いったん保留にさせてください」など、他の言い回しも覚えておきましょう。
また言い替えの表現として「お時間いただいても宜しいでしょうか」や「上の者と相談しますので、後日お返事いたします」や「社内で検討いたしますので、少々お時間いただけますと幸いです」があります。
即答できないことを丁寧にお伝えできるので、時と場に応じて使い分けていきましょう。
まとめ
「考えてよろしいでしょう」をお伝えしました。
正しい使い方をマスターして、日本語の上級者を目指していきましょう。
言葉を巧みに操れるようになると、仕事力も上がります。