どのような表現を用いたらいいのか、迷ってしまうことがあります。
「色々なことがありましたが」の正しい使い方を見ていきましょう。
「色々なことがありましたが」とは?
この場合の「色々なこと」とは、過去の思い出話を示しています。
「大変な思いをしましたが」というニュアンスがあり、これまでの日常を振り返る時に用いられています。
「色々なことがありましたが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
こちらの表現は少々気を付けておきたいフレーズです。
「色々なこと」は暗に「苦労したこと、手間がかかったこと」を示すので、取引先の方に用いると恩着せがましく感じられてしまいます。
昔の大変だったことを引っ張り出すのは、ビジネスマナーとして適切ではないもの。
使用する場合は社内の親しい方に限定しておくなど、誤解されない間柄で用いておきましょう。
建設的な関係を作っていくためにも、できるだけ気分のいい言葉を選び送信してみましょう。
また「色々なこと」は少々幼く聞こえてしまうもの。
フォーマルな席では「様々なこと」や「諸々のこと」に置きかえて用いていきましょう。
「色々なことがありましたが」を使った例文
・『色々なことがありましたが、何とか新年を迎えられました』
・『変化の年でしたが、御社のお力添えのおかげで発展の年となりました』
「色々なことがありましたが」の類語や言い替え
同じような表現に「失敗の連続でしたが」や「覚えることの多い毎日でしたが」が挙げられます。
いずれも変化のある日常を例えた言い方です。
「覚えることの多い毎日でしたが、先輩方のおかげで何とか今日を迎えられました」と引用していきます。
チームに感謝を伝える表現になるので、忘年会の挨拶文として用いてみてもいいでしょう。
また言い替えの表現に「変化の年でしたが」や「一筋縄ではいかない日々でしたが」が挙げられます。
「ご協力のおかげ」「お力添えのおかげ」など、先方を立てる言葉を添えて用いていきましょう。
まとめ
「色々なことがありましたが」を解説しました。
様々な表現を学んで、敬語の達人を目指していきましょう。