この記事では、「若輩者」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「若輩者」とは?
「若輩者」は「じゃくはいもの」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「集団の中で、年が若い人や、最近加入してきた人のことをへりくだった表現」という意味です。
2つ目は転じて「若いことにより、知識や経験が浅い人のこと」という意味です。
「若」は「年齢がわかい」という意味、「輩」は「年齢・経験などで分類される人達」「やから」という意味、「者」は「行為や状態の主体を表す人」という意味、「若輩者」で「年齢が若いとされる人たち」になります。
本来「若輩」だけで使われる語ですが、「その様な人」という意味で「者」を付けて使われることが多くなります。
「若輩者」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「若輩者」はビジネス用語で自分のことをへりくだって言う時に使われます年齢が若い、つまり知識や経験が不足していると謙遜する表現です。
目上の人や社外の人を言い表す語として使わない様にしましょう。
「若輩者」を使った例文
「若輩者」を使った例文は以下の通りです。
『若輩者ではございますが、一日でも早くお役に立てるよう努めて参ります』
社会の平均年齢より若い人が、中途で入社した時などに、挨拶の言葉として使われます。
『若輩者ゆえ、今回は辞退させていただきたく存じます』
プロジェクトのリーダーや、責任ある仕事などを任せたいと言われた時に、辞退する言葉として使われます。
相手の好意を無にする語ですので、「させていただく」を使ってより丁寧に表現しています。
「若輩者」の類語や言い替え
「若輩者」の類語や言い替えは以下の通りです。
『未熟者(みじゅくもの)』
「果実・作物などがまだ十分に熟していない様子」から転じて、「学問や技術などの経験・修練がまだ十分身についていないこと」という意味で使われます。
『半人前(はんにんまえ)』
「一人の半分の働きしかしないこと」から転じて、「技量が不十分であること」という意味です。
『力不足(ちからぶそく)』
「与えられた役目を果たすだけの力量がないこと」という意味です。
まとめ
今回は「若輩者」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。
