「見解の分かれるところです」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「見解の分かれるところです」とは?
「見解の分かれるところです」とは、ビジネスシーンや敬語での会話などにおいて「人によって意見が分かれるところでございます」もしくは「解釈の仕方に違いが出てくる可能性もなきにしもあらずと存じます」などという意味合いで用いられている言い回しです。
「ものごとに対する考え方」を示す「見解」という語は、ビジネスにおいては「あることにおける判断基準」などを示す言葉として知られており、上記のフレーズは「立場や人などによって思いが異なってくる」旨について言及することができる表現です。
「見解の分かれるところです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「見解の分かれるところです」とは、「それぞれの人がもっている主張は異なっている次第でございます」または「各自が理解している内容は一致していないと存じます」などという意味合いで使われている言い回しです。
ビジネス関係者や事業協力者などへ向けて、本件に取り組んでいるメンバーは各人が違う見解を持っている旨について触れることができる表現で、同時に分かれている意見をどのようにまとめていきたいのかについても述べておく必要があります。
「見解の分かれるところです」を使った例文
・『現在の難しい事態におかれましては、担当している持ち場によっては見解の分かれるところですが、まずは同じ方向を向いて取り組んでいく必要があると存じます』
・『各々が負っております責任から見解の分かれるところですが、まずはもっとも良い手段を講じていきたいと思っております』
「見解の分かれるところです」の類語や言い替え
・『さまざまな思いの丈があるとは存じますが』
・『各自が承知している内容に齟齬(そご)があることは認識しておりますが』
・『さまざまなご意見がおありかとは思いますが』
まとめ
「見解の分かれるところです」とは、ビジネストークや敬語での文章などにおいて「人によって主観は異なりますが」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをしっかりと理解した上で、その時の場面や状況などに応じて適宜使いこなしましょう。
